認知厨の到達点?ヲタが声優と知り合いになるとこうなる

 

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認知厨とは…握手会や接近戦イベントに頻繁に通い顔と名前を認知してもらう事に必死になるタイプのオタクのこと。

 

蔑称として扱われる事が多いですが度を越さなければ誰だってタレントさんに顔や名前を覚えてもらうのは嬉しいですよね。

 

今回はヲタが声優と知り合いになった時にどのような事が起こるかのお話。

声優に会いたいから!という下心から業界入りを狙う声ヲタの皆さんへの警鐘の意味も兼ねて書いていきたいと思います。

 

 

Q.そもそもそんなに簡単に知り合いになれるの?

A.職種によって違います

当たり前ですが知り合いになるには会う必要があります。ゲームで言えばディレクター以上のポジションにならなければ収録への立ち会いの必要が無いので現場に行けません。キャラに絡むシナリオライターやプランナーに同行してもらう事はありますがプログラマやグラフィッカーでは難しいと思います。

 

 

作品やイベントを見る目が変わる

そんなこんなで運と縁があって声優さんと面識がある状態になるとどういう事が起こるかというとヲタとしての活動に仕事というノイズが入り始めます。

例えばアニメを見て知り合いが出ていたらそこだけ気になってしまったりイベントに行ったらこの人はこれだけの集客力があるのか…こういうパフォーマンスをしてこういうファンがついてるならこういうタイプのキャラに当てれば受けが良さそうだな…とかつい仕事の分析をしてしまったり。

純粋に好きな作品や声優さんを追いかけているピュアな貴方はもう帰ってきません。

 

推しキャラに知り合いが決まるという希望と絶望

漫画やラノベがいざアニメ化!となると自分の好きなキャラクターに声が付く事があります。

で、CVは誰かなーとなってそれがけっこう仲の良い声優だったりすると

お前かよぉおおおおおお!」となって膝から崩れます。

いち友人として「良かったねいい役だね!」という気持ちがある反面推しのキャラから

知ってる声が出てくるというなんとも言えない気持ちになります。

キャラへの愛が深ければ深いほど、その声優と仲が良ければ良いほどそのダメージは増幅します。

 

ステージを正視できない

私の場合はプライベートで遊ぶような声優さんはあまり売れていない若い子達ばかりです。その子達が大きな役を掴んで羽ばたいていく姿が見られるのは至上の喜びなのですがイベント登壇を見る目が完璧におかんになります。

「あの子ちゃんと司会と絡んで存在感出せるかしら」「歌パートミスったりしないかしら」などハラハラしっぱなし。アニメのイベントで生アフレココーナーなんかがあった日には生きた心地がしません。「どうか噛みませんように!」と神に祈るのみです。

 

ヲタを続けるなら割り切りが必要

もし貴方がヲタ趣味を楽しみながら業界内での仕事を続けたいならキッチリと線引きをする事が必要です。

当たり前ですが仕事中はあくまで仕事のパートナーとして接してヲタである事を封印する。そこのオン・オフがきっちりできる人でないと続ける事はできません。

以前とある大ファンの声優さんとご一緒した事があるのですがその時は「○○出てらっしゃるんですねー、好きなんですよーははは」みたいな感じで仮面をかぶり続けていました。間違ってもライブ最前で見てましたなんて言えない。

 

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心の中の私はこんな感じ

 

それでもやっぱり知り合いになりたい貴方へ

貴方が会うのはアニメキャラでも2.5次元でもないひとりの人間です。

悩み、苦しみ、真摯に仕事に向き合うプロフェッショナルです。

人としてのマナーとリスペクトを決して忘れないで下さい。

そしたらきっと今までとは違った意味で声優さんが大好きになると思います。

 

おまけ

知り合いが全く出演していない作品があると安心して推せるようになるので1回ハマると沼の深さが今までとは比べ物にならなくなります。

ライブチケット フィギュア ライブ事前物販 劇場版BD etc…今月の出費がマジでヤバイです。

 

アルペジオはいいぞ!(2日ぶり2回目)

 

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