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アプリゲームではこうして声優を決める!その2 打算的なホンネ!

こんばんは。Dontです。

金曜日をもって退社をし、晴れてフリーになりました。

お仕事お待ちしております!!

 

ちゅーわけで前回そこそこ反響の良かったこちらの記事をさらに突っ込んで行こうと思います。前回は枠組みの話ですが今回はいちサラリーマンとしての打算と心情のお話。

 

まずは予算とにらめっこ

ゲームを作るには当然予算がありその範囲内で物事を決めなければなりません。

予算が無限にあったらボスその1:CV稲田徹さん ボスその2:大塚明夫さん

ボスその3:玄田哲章さんでなんかもう勝てる気がしない中ボスとか作りたいですがそんな事は不可能です。

アプリゲームはキャラ数が多いので全員にご丁寧にCVをつけていたらお財布が死んでしまいます。そんなことができているグラブルがどれだけ凄いか、予算を使っているかは推して知るべしです。

 

予算のケチり方

予算内で収めようとするとだいたい節約の方法は2つ

兼役を増やす

ド新人を使う

もしくはその両方です。

兼役とは1人の声優さんが何役もこなす事を言います。

多い時は同じ声優さんが10キャラとかやったりします。代表的な例は艦これや初期のチェンクロあたりでしょうか。

ド新人とはプロフィールの仕事欄に書く事が全く無いような養成所上がりたての人です。事務所的には遊ばせとくのももったいない、とにかく経験を積ませたいという思惑があるのでかなりリーズナブルなお値段になります。

ぶっちゃけ準備期間も考えたらコンビニバイトでもしてた方がマシなレベル。

 

何故どこもかしこも「豪華声優陣!」になるのか

予算内での大体の枠組みが決まったら前回触れた「指名」と「オーディション」の選考に入ります。

ところでこんなキャッチコピーを見たことありませんか?

魅力的なキャラクターに豪華声優陣が勢揃い!」

何をもって豪華と言うのかわかりませんがよくあるキャッチコピーです。

これにはゲームならではの思惑があります。

アニメとゲームの決定的な違いは間口の広さです。

アニメは基本的に後払い、地上波の放送を見て気に入ったら円盤を買えばいいので間口は広い。

対してゲームはコンシューマなら先払い、アプリの基本無料ゲームでも興味を持ってインストールしてもらって初めてスタートです。1人あたりの平均プレイアプリは2~3と言われているのでそのレギュラーに入らないといけません。

なのでとにかくお客が呼べる知名度のある声優さんを起用する方向に行きがちです。

事前情報で声優が公開された時に知らない名前しか無くインストールすらされないで終わってしまう可能性を考慮すると安牌で「豪華声優」になってしまうのです。

 

Twitterのフォロワー数は声優の戦闘力

というわけで「指名」や「オーディション」ではその声優さんの知名度というのはかなり重要視されます。だいぶきな臭くなってきました、政治の臭いがほのかに香ります。

以前にも取り上げましたがアニメSHIROBAKOでとあるキャラが「もーTwitterのフォロワー数多い順で決めちゃいましょう!」と言って他の人に諌められるシーンがありました。でもこれわりと真理なんです。

 

基本的にゲームを作ってる人は声優に関して無知です。そもそもどの声優さんが知名度が高いかサッパリな人が何をするかと言うとTwitterで名前検索するんです。

そこでどれくらいの人がその声優さんを話題にしてるか、声優さんのフォロワー数は何人なのかを見るわけです。「豪華声優陣」に田村ゆかりさんと杉田智和さんと中村悠一さんが入っていたらその会社は間違いなくTwitterで決めてます。

推しの声優がTwitterをやってる声ヲタの皆さん、積極的に推しの事をつぶやいて下さい。それが意外と推しの仕事に繋がるんです。

 

ただTwitterのフォロワー数があてにならない例外が存在します。

それはズバリ、アイマスラブライブです。両方とも圧倒的なフォロワー数を誇りますがこの数字はPとラブライバーの人数であって声優さんのファンの数字では無いのです。加えて両コンテンツは声優さんとキャラの親和性が非常に高くて固定のイメージがついてしまっているのを敬遠してしまう事が多いです。無知なゲームメーカーの人でもその2大コンテンツは知っているのでカウントから除外してしまいます。

 

正直に言ってしまうと彼女達から「アイマス」と「ラブライブ」の看板をおろしてしまうと集客力は激減します。2月に「アニソンCLUB!」というイベントがあったのですがこのイベントが象徴的です。出演者は島村卯月役の大橋彩香さん、高坂穂乃果役の新田恵海さん、西木野真姫役のPileさんが名を連ねたにも関わらず会場キャパはたった700人でした。

 

 極めて打算的な声優の決め方

ゲームメーカーの人間、特にプロデューサーはクリエイターというよりもサラリーマンの部分が大きい人が多いです。90年代に活躍されたコンシューマ出身のプロデューサーさんは未だクリエイター気質の人が多いですが。

なので声優さんに10万円のギャラを払うなら10万円の費用対効果を求めます。

それは集客力であったり熱心なファンの課金額の高さだったり…

演技が最低限のレベルに達していてある程度キャラに合っていればそういう人は演技以外のデータを参考にする人も多くいます。

 

声ヲタとしての反論

以上が現場の実情です。しかし私はこの風潮は的外れだと思っています。

だって有名でバリバリアニメに出てる人の声はアニメで聞けます、しかもタダで。

その声を聞くために課金してまでキャラが欲しくなるかと言われると首を傾げたくなります。

もし本当に費用対効果を求めるなら「この声はここでしか聞けない!」と思わせる事が重要だと思います。そう思ったら推しのためならジャブジャブお金を突っ込むのが我ら声ヲタなのですから。

なので積極的に有望な若手や無名だけど実力のある声優さんの新しい引き出しを見つけてキャラクターを魅力的にしてもらう…というのが自分の意見です。

とは言え予算を出す上長にはサラリーマン的論理の方がわかりやすく説得力があるのでなかなか自分の意見が通る事は無いですが…

 

そういう歯がゆさもありフリーの道へ進み、同人ゲームで自分の理想のキャスティングができるように準備中です。

 

最後に

ちなみに同人でもプロの声優さんをキャスティングする事は可能です。コネが無いと駄目だと諦めている同人サークルさんがいらっしゃいましたらTwitter経由でご連絡いただければノウハウをお教えしますよ!自分の意見に共感を持ってくれた人がもしいらっしゃいましたらご連絡をお待ちしております。