シンデレラガールズに学ぶソシャゲのキャラメイクのノウハウ
こんばんは。DontPです。
ソシャゲと呼ばれる携帯ゲームは多くのキャラクターが存在します。一般的にリリース初期で約100体はキャラクターが必要とされておりこれはガチャでダブりを少なくするためです。10体しか入ってないガチャだったらすぐコンプされてしまってそれ以上課金してくれなくなるのでそれを防ぐためです。
しかし所謂キャラもの、美少女ものといったジャンルにはこのキャラクター数に大きな落とし穴があります。
今回は「アイドルマスターシンデレラガールズ」(以下デレマス)を例にキャラメイクの分析を行っていこうと思います。
月に必要な新キャラは10体以上
ソシャゲの運営に必要となる新キャラは月で大体10~15体くらいです。
ガチャに投入されたりイベント報酬だったり…
これが少なすぎたり逆に多すぎても課金率は下がってしまいます。
落とし穴① キャラが覚えきれない
仮に上記の新キャラを全て新規のキャラクターにした場合、1クール3ヶ月で30体もの新規キャラが登場します。アニメだったら「多すぎるわ!」とツッコミが来そうな数字です。はっきり言ってこんなにキャラは覚えきれません。
落とし穴② 掘り下げが甘い
キャラに愛着をもってもらうためにはそのキャラのバックボーンだったり性格だったりの掘り下げが必要です。しかし新規キャラをバカスカ出していたらその掘り下げが十分でないのに次のキャラが出てきて結局薄っぺらいキャラになってしまいます。
キャラを使い回す事でまず覚えてもらう
デレマスは初期100人だったキャラを3年もの長い時間をかけて倍の約200人に増やしました。足りない更新用キャラは既存のキャラをレアリティを変えて出す事で補っています。こうする事で不必要にキャラクターが増えずに1人1人をユーザーに認知させる事ができます。
誰でも見られるイベントでキャラを掘り下げる
キャラクターを掘り下げるにはシナリオが必要不可欠です。デレマスはイベントをこなす事で少しずつキャラを掘り下げ、個性を出していきます。
よくある失敗としてはキャラを手に入れたら個別ストーリーが開放されるという物です。これが何故良くないかと言うと課金して偶然手に入れたユーザーにしかキャラの魅力を伝える事ができずにいるため、無課金ユーザーは高レアリティのキャラクター性を一切知ることができずに終わってしまうのです。
愛が育った先のご褒美
こうしてユーザーを少しずつ教育して立派な担当Pに育ったら必然的にそのキャラを手元に置きたくなります。イベントを走るなりガチャを回すなりして手に入れたキャラは様々な台詞を語りかけてくれます。手に入れたユーザーはもう半歩だけそのキャラに近づけたような気がしてもうもどれないズブズブの沼に引きずり込まれます。
私は765では律子Pですがデレマスでは未央Pです。初SR化の時は財布が吹っ飛ぶまでガチャを回したものです…。なんでしょう私がPになると不遇な扱いを受ける呪いでもかかってるんでしょうか?
ポイントはメインのキャラ設定はあくまでイベント等で間口を広げ、個別の台詞などは手に入れたユーザーへのご褒美程度に収める事です。
まとめ
現在成功しているキャラものはほとんどはキャラクター数が固定になっています。
「スクスト」「あんスタ」「スクフェス」etc…
「艦これ」「刀剣乱舞」などもキャラクターの追加ペースは極めてゆっくりです。
やはりリアルでも2次元でも愛を育むにはある程度の時間が必要という事ですね。
あんまりリアルで育んだこと無いんですけど!(嫁募集中)
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 041大槻唯
- アーティスト: 歌、トーク:大槻唯(CV:山下七海)
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