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タイトルが拍手で終われるという奇跡

丁度1週間前『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』の声優ユニットTrident(とBlue Steels)の解散ライブがありました。

映画も完結し、これで『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』の展開は全て終了となり大団円を迎えました。

惜しまれつつも拍手と涙で送り出されたこのタイトルですがこれがいかに幸せだったかを考えてみます。

 コンテンツを終わらせる英断は難しい

毎年100本以上のアニメが作られ、アプリも含めれば数えきれないゲームが作られる日本はまさにエンタメ天国。しかしお客さんの見る目も肥えた昨今大ヒットと言えるようなコンテンツは非常に貴重な存在です。

アニメやゲームを作っていると5本作って1本当たれば良い方で業界に勤めながらも10年以上ヒット作に関わる事ができない人もたくさんいます。

コンテンツを売る側の心理としてはヒット作は骨までしゃぶり尽くしたいという気持ちでしょう。しかしアルペジオは映画で完全に完結、声優ユニットも解散とアニメを中心とした展開をバッサリ切っています。

この英断をしたプロデューサーに私は心から拍手を送りたいと思っています。

 

最後まで応援したファンが胸を張れるコンテンツ

同じ時期に解散したμ'sもそうですが良いコンテンツはお客さんとの相互関係が不可欠です。お客さんのために、コンテンツのためにお互いが応援し、祝福し、感謝する。

そういった良い関係こそがコンテンツを幸せな物にします。

その集大成としての終わりが華々しく用意されスタッフ側もお客さん側も「ありがとう」の言葉で締められるコンテンツは本当に幸せだと思います。

きっと終わった後も手元に残ったグッズ等を見て「勿体無かった」などと見限ってしまうような事はなくファンであった事を一種の誇りとして次へ進んでいけると思います。

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私のアルペジオグッズの一部。これからも大切にします。

 

アプリゲームは基本的に撤退戦

私はアプリゲーム業界に身をおいていますがアプリゲームは基本的に撤退戦です。

ピークを超えたらいかにコンテンツを長続きさせて息を長くするかが勝負になります。

そして採算が取れなくなった時にサービス終了という名のコンテンツの終わりを迎えます。

基本的に完結という概念が無いのがネットゲームなので拍手を持って送り出されるコンテンツは本当に羨ましく思えます。

 

私事なのですが自分の作ったコンテンツのファンの方とお話させていただける機会がありました。そのコンテンツはとうに終了が決まったにも関わらず決して成功とは言えなかったものも含めて好きだと言ってくれました。

こういった方々の言葉は私の宝物です。

 

これからも始まっては終わるコンテンツがたくさんあるでしょうが作り手としてファンとして終わりを笑顔で迎えられるような物を作っていきたいと思います。

 

アルペジオは…よかったぞ!