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35歳のオッサンがキンプリ応援上映を見た衝撃と分析

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前々から気になっていたキンプリこと『KING OF PRISM by PrettyRhythm』の応援上映を見てきました。大体の人の感想が「なんだか分からないけど凄い」というものに落ち着く本作で全くもってその通りなのですがあえて感想を述べたいと思います。

 開始前の衝撃

映画の開始前にCMが流れるのですが応援上映ではその段階でキンブレを降り始めます。さらに開始前の提供が表示されると企業名を一斉にコールします。

ん…?この光景どっかで見たような…?

 

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 アイマスのライブと一緒だ!(進研ゼミでやった所だ!のノリで)

彼女達は奇しくも同じアイドル物のプロデューサーと同じ所にたどり着いたようです。

「このコンテンツを作ってくれて、支えてくれてありがとう!」という意味を込めて提供をコールしていたのだと思います。

開始5分で脳みそを揺さぶられるプリズムショー

タイトル前の所謂アバンの所で今回のメインユニットであるOver The Rainbowのライブ(劇中では「プリズムショー」という名前)シーンから始まります。そこで主人公がキュンと心を打たれるのですがそもそもこのプリズムショーがマトモじゃない。

劇中では途中でダンスバトルシーンや後半にもライブシーンがあるのですが抜粋すると

分身する

爆発する

龍を召喚する

腹筋で召喚した剣を粉砕する

ハリウッドまでは電車で行く

やたら脱ぐ

多分ツッコんだら負けなんでしょう。

でも男には敗北しても言わなきゃいけない時があるのです。

なんじゃそりゃあ!!!

冷静に演出を分析してみる

…いけません。冷静に、冷静にならなければ…

野暮な話だとは思いますがあえてこのぶっ飛んだ演出を自分なりに分析すると

①客層にはぶっ飛んだ演出を受け入れる懐の深さがあった

②荒唐無稽ながらも見せ方はしっかりとツボをおさえていた

この2点だと思います。

全てを許せる土壌を作った偉大な王子様

私が見た回は平日の夜でした。客席を見ると平均年齢はやや高めで20代半ばくらいの女性が特に多かったと思います。年齢層が固まっているのを見て一つの仮説が浮かんできました。

「彼女達はすでにこういった物を通過してるのでは?」

と、その時に思い浮かんだのが

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コレ。

そう、すでに彼女達は『テニスの王子様』でこの手のトンデモ演出に耐性というか受け入れる土壌ができているのではないかと思います。

思い返せばテニプリ分身したり召喚したりやたら脱いだりしてた気がします。

そういうものと割りきったらとことん魅せる演出

荒唐無稽な展開ばかりに目がいきがちですが普通のダンスシーンなんかも実はけっこう良く出来ています。スタッフロールで確認して納得がいったのですがライブシーンの演出は『ラブライブ!』の監督の京極尚彦さんが担当されています。

元々原作である『プリティーリズム』から一貫してダンスシーンを担当されていた京極さんの手によって荒唐無稽でありながらきっちりと基礎ができている演出がなされていました。よく考えたら劇場版のラブライブ!のダンスシーンもわりとツッコミどころ満載ですし。

あえて苦言を呈するなら

見る電子ドラッグとも揶揄されるだけあってキンプリは中毒性のある面白いコンテンツだと思います。ただ1つだけ残念な事があります。それは声援が大喜利化しているところ。

面白い事に往々にしてあるテンプレですが

①面白い人が面白い事をやる

②面白くない人が面白い事をマネしてスベる

③つまんなくなる

今のキンプリの応援上映は①と②の間のような気がします。

ライブパート以外にも逐一キャラの台詞に対してレスポンスをしているのですが

最初は多分面白い事を思いついた人だけが機転を利かせて面白いレスポンスを返していたんだと思います。しかしそれが続いたため『何か面白い事を言わなければならない』『面白い事を言ったもん勝ち』みたいな空気が感じられました。

こういう時最初から面白い事を言おうとしたら大体スベり倒します。

コミケスタッフの名言」みたいな物でああいうのはみんながみんなやろうとしたらつまんなくなるのは目に見えてます。

実際「ああここはテンプレなんだろうな」という場面以外の所でアドリブ的なレスポンスをする所ではスベってる人たくさんいました。

応援上映に参加するなら目立ちたい気持ちをぐっとこらえて純粋に応援をしてもらいたいなと思いました。

統括

派手で頭のおかしい(褒めてる)演出のキンプリ。多くを語ってみましたが

見ればわかる。見なければ一生わからん

これしか無いです。

これは『マッドマックス』や『ガルパン』と同じく元気が無い時にキメに行く映画です。